HPトップ>ひとり旅旅行記>大文字山登頂記

大文字山登頂記(2006年12月25日)


 はじめに
 毎年の年末は旅行納めとして旅行の原点である京都に行くことにしています。そしてそのときは以前に行った寺社仏閣へもう1度行くという意味で、過去には金閣やら清水寺、三十三間堂などに行きました。
 そんな今年は今までのコンセプトとはちょっと違って「五山の送り火」で有名な大文字山に登る事にしました。移動においては単純往復は極力しない僕らしく、裏山である山科駅から登り始めることにしました。
 山科駅から大文字山へ
 大文字山へは三条通を東に進み、途中から北へ行くと疎水があり、疎水に沿って遊歩道があります。流れに従い西に向かっていくと疎水のトンネルに差し掛かりますのでそこから登り始めます。
山科駅を出発
(10:26)
立派な道しるべがありました
(10:36)
疎水は勢いよく流れています
(10:47)
ちょっとわかりにくい登り口から
(11:07)
道は落ち葉に埋もれています
(11:13)
黒岩分岐点
(11:17)
6つの道が合流する七福思案処
(11:27)
毘沙門登山口からの合流地点
(11:54)
パッと視界が開けたら平安神宮大鳥居が
(11:56)
大文字山頂に登頂:466m
(12:30)
三角点が置いてあるのみでした 景色はここでももやってます。。。
 登頂した時の一番の楽しみは景色なんですが、なぜかいつももやっています。がっかりも当然ですが、また来れば良いということで。。。
 13:00に出発して「五山の送り火」の火床に向かいました。15分ほど歩くと火床に到着し、そこから京都市街が一望できます。
 そしてここで初めて「五山の送り火」の鳥居形を除く全部を一望できました。
「大」の頂点から見た京都市街 「妙」 「法」
「船形」 「左大文字」 文字の交点にある火床の中心
階段に沿って火床があります 振り返るとかなり傾斜のある山です
(13:29)
鹿ケ谷方面を目指しました
(13:32)
鹿ケ谷側の分かりにくい登山口に到着
(13:48)
小さな案内標識が便りです 霊鑑寺そばの道を登ってください
 霊鑑寺前をそのまままっすぐに行くと哲学の道にたどり着きました。比叡山の時もそうですけれども、下山した後に観光客を大量に見ると驚くものです。やっぱり山は静かなんだなあと思いました。
 その後は、「真如堂」と「金戒光明寺」に参拝し、来年2月に閉店する近鉄百貨店「プラッツ」に行った後、まだ日がある16時に京都を出ました。
真如堂 金戒光明寺 プラッツ
 終わりに
 今年は今までにないくらいいろんな場所へ出かけました。その総決算が旅行納めなのですが、今年は来年に向けた一環も含めて「大文字山」を登りました。ただ、大文字山の正面から往復すると何か面白くないと思い、あえて山科側の、さらにガイドブックでもあまり詳しく書かれていないルートから登り始めました。下りもメインルートではないため、道が整っている七福思案処〜火床以外では他の登山客と行き交うことはほとんどありませんでした。ほとんど行き交わなかった結果、道はちょっとわかりにくかったので案内標識が見つかるとホッとするほどでした。特に下山路では誰も行き交いませんでしたので若干不安を感じたものです。

 ルートの傾斜は山科から登り始めるとゆるやかな傾斜となり、火床からの下山路は急傾斜ばかりでした。そのためか、汗っかきな僕でもほとんど汗はかかない楽なルートでしたが、僕としてはちょっと物足りない傾斜です。でも、七福思案処は趣が非常に良くてずっといたいような雰囲気です。

 これで六甲山、比叡山に次ぐ三山目の登頂を果たしました。来年は立山をはじめ、色んな山に登りたいと思っています。旅行は平地から山へ、そんな変化を象徴させるような今年の旅行納めでした。

(06年12月30日執筆)







Copyright(C) mottakun、2002-2006、HPトップ