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開門神事の西宮神社を“歩く”(2005年11月11日)


 はじめに
 兵庫県西宮市にある西宮神社。この神社は、1月9日〜11日に「えべっさん」のお祭りとして知られています。その規模は全国一とも言われています。しかし、西宮神社を有名にしているのは「えべっさん」だけではなく、10日朝6時に開門された表大門から一斉に本殿へ駆け抜けて一番福を目指す「開門神事福男選び」でしょう。これは関西だけではなく全国でのニュースになるそうです。
 「開門神事福男選び」は「走れ」とは決まっていません。なので歩いても一番にたどり着ければ福男になれるはずです。まあ、自分の足で一番に本殿にたどり着ければ良いわけで、必然的に全員が走るわけですね。でも、いくら走る神社とは言えども、この時期に走るのは非常に勇気がいるでしょうから”歩いて”本殿へ向かいました。
 この神事のテレビで見ていつも印象に残っているのは「滑る」「こける」「吹っ飛ぶ」「ぶつかる」なんですよね。さて、どんな罠があるんでしょうか・・・?

 参道は罠がいっぱい
 まずは表大門。この門は国指定重要文化財(重文)に指定されている立派な門です。そして、開門神事福男選びを放映する際にまず出てくる有名な門ですね。この門前に1000人もの人たちが待っているわけです。
 1000人ですから門前は広いと思うでしょう?実はその前は道路でした。。。きっとその道路でもぎゅうぎゅうづめだろうと思いました。

スタート地点の表大門 ・・・の前は道路でした。
 
門をくぐる前に扉を閉めたときに出来る下の隙間を埋める30cmほどの段差を乗り越えますのでそれに注意しましょう。 門をくぐるとまず約70mの直進です。ここは砂を固めたような道でしたので滑りにくくて加速がつくと思います。

まずは走りやすい参道です。

 70mほど走ると最初の曲がり角である注連縄鳥居に差し掛かりますが、ここで参道は石畳に変わり、方向転換と滑りやすさ、そして注連縄鳥居から参道は若干狭くなりますので、ここで一気にスピードと人数が制限されます。

注連縄鳥居の急カーブ ここで道の造りが変わり、滑りやすくなります

 注連縄鳥居をくぐり抜けるとここから100mの直進です。両脇には屋台がせり出してくるため、さらに制限されてきます。また、途中にあるの鳥居の直前から参道は微妙にジグザグになり、そのジグザグの境目にはところどころ小さな溝がありますので、走る幅を誤るとそこに突っ込んで転倒する可能性が非常に高いと思います。

視界をさえぎる屋台と鳥居

 社務所前に2度目のカーブになり、曲がってすぐに参道の右半分をくすの木が通せんぼしています。ここを無事に通り抜けたものが一番福に前進することでしょう。

社務所前のカーブを抜けると・・・ ・・・くすの木が通せんぼ、、、

 最後の難関であるくすの木を超えると本殿まであとわずか。しかし、最終コーナーにはこの参道最も急なカーブと本番には上りの木製スロープが設けられますので、ホッとしていると曲がりきれずに足を滑らせ転倒者続出、そして木製スロープにも同様に、、、ということになります。

ゴールにいるえべっさんは誰に微笑む?
 終わりに
 神事自体はかなり古くからあったそうですが、先着3人に福男として認定するようになったのは1940年代。それから60年余経ち、新聞からテレビそしてインターネットへとこの神事は広く知られるようになりました。しかし、それと同時に先頭の一番良い場所を確保しようと何日も前から徹夜して場所取りをする人たちも出始め、また、マナーの悪さはひどくなる一方だったそうです。そして、04年に一番福になった男性を有利にさせようと仲間たちが、後ろから駆けようとしていた参拝者を両手を広げて妨害するという事件が起きました。この事件はテレビをはじめ、ネットでも大いに騒がれた結果、初めて一番福の称号を返上するという結末になりました。一番福になるとそれと同時に名声を手に入れることにもなりますが、あくまでも神事であってささやかに楽しむイベントのひとつであるということを覚えていてもらいたいですね。
 さて、僕は走ってみたいかと言われれば走ってみたいです。でも、6時ですからね。電車も動いていませんから参加するとしても難しいでしょう。もしも参加できたならば滑って吹っ飛んでこけてみたいですね笑。オリンピックの言葉を借りるならば「走ることに意義がある」ということで欲は求めないで楽しめれればいいかなと思います。それだけでもえべっさんは微笑んでくれることでしょう。

 ちなみに我が家のえべっさんは兵庫駅前の柳原のえべっさんです。成人の日前後の高砂鹿嶋神社、2月18日・19日の宗佐厄神八幡宮とともに恒例参拝行事となっています。







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